給湯器が凍結したらどうしたらいいですか
給湯器は基本的に凍結予防機能がついていますが、「保温材の継ぎ目」「排水回路」「配管」が凍結することがあります
給湯器が凍結したら
凍結したときは、自然に解凍して復旧するのを待つか、どうしても急いで使いたい場合は温めます。
まずは給湯器が凍結しているかどうか確かめましょう。
給湯器の凍結か確認する
お湯の蛇口から何も出ない
「お湯」の側いっぱいにして蛇口を開けても何も出てこない、出てもポタポタ…なら凍結の可能性が高いです。
給湯器リモコンにエラーが出ている
下記は凍結時に出る代表的なエラーコードです。このようなエラー(※)が出ていたら、凍結の可能性が高いです。
290(エコフィール・エコジョーズ/(リンナイ、ノーリツ、パナソニック等)
E:14、E:28、U:2、U:3(コロナ)
562、632(ノーリツ)
※エラーコードはメーカー・機種によって違いますので、お手元の説明書やメーカーHPなどで確認してください。
凍結した給湯器の解凍を待つ
日中、気温が高くなれば自然に解凍します。放置する時は、リモコンの運転スイッチを切にし、解凍したときに流れっぱなしになるのを防ぐため蛇口は閉めておきましょう。
給湯栓(お湯の蛇口)から水が出るようになったら、解凍しています。
凍結によって管の破裂がおきた場合は、解凍するに従って水漏れしてきます。水漏れがないかよく確認しましょう。
早く凍結を解消したい場合
どうしても早く使いたい場合は配管などを温めて融かします。
その準備として
1 給湯器の運転スイッチを「切」にする
2 給湯栓(お湯の蛇口)を少し開けておく
3 ガス栓を閉める/石油式の場合は送油バルブを閉める
4 給湯器本体の給水元栓を回してみる
給水バルブが回らない
バルブが回らない場合、給水バルブの周りが凍結しています。給水バルブのまわりにタオルを巻き、40℃程度のぬるめのお湯をタオルに少しずつかけます。熱湯は使わないで下さい。
ドライヤーをもってこれるようならドライヤーもやりやすくて良いです。
バルブが回る場合は、バルブのまわり以外が凍っています。保温材の巻かれていないところはありませんか?金属の配管が露出した部分を温めましょう。
保温材が巻いてある部分を温めても効果は薄いですが、もし保温材に隙間があったらそこが凍結しているかもしれませんのでよく見ましょう。(ガス管・灯油管と間違えないように注意して下さい。)
お湯側の蛇口から水が出るようになったらOKです。タオルを外し、濡れた部分を拭き取りましょう。濡れたままだとそこから再凍結する恐れがあります。
エラーコード290
エラーコード290は、凍結で中和器や排水管(ドレン管)がつまったときに表示されます。
機種によって違いますが、塩ビ管やフレキ管などでホース状になっている部品です。
わかりにくい場合は説明書の部品名をみてください。排水管、ドレン管、ドレン水出口などと書かれているはずです
ドレン管が凍結している場合は、凍結部分にタオルなどを巻いて40℃程度のぬるま湯をゆっくりとそのタオルにかけます。凍結が溶けると、管から水が出てきます。
ドライヤーが使えそうなら、ドライヤーでも良いでしょう。
排水管から水が抜けたら一度リセット(電源の入切かコンセントの抜き差し)します。
ご注意
電気コードにはお湯をかけてはいけません。
ガス管と間違えないように注意してください。
熱いお湯や急激な温めはやめてください。機器を傷める危険性があります。
濡れたままにすると再凍結しますので、タオルを外したらよく拭き取ってください。
無理をしない
試してみても解消しない、自信がない、よくわからない場合は解凍を待つか、メーカーや修理業者へお問い合わせください。
無理にいじって壊してしまうといけませんので、決して無理はしないで下さい。
【主なメーカーへのリンク】